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【障がいのある子の金融教育】新潟でFP協会研修の講師を担当 『喜ばれる講座作り』のポイントとは

知的障がいのある方への金融教育が必要だと感じているが、どのように教えればよいか分からない

こうした悩みを持つFP・支援者に向けて、「日本FP協会新潟支部」継続教育研修で話した内容の一部をご紹介します。

テーマは

【知的障がい者への金融教育】 自立のためのサポートと、喜ばれる講座の秘訣

これまでの講座の経験や、工夫、苦労を精一杯お話させていただきました。

知的障がい者への金融教育が必要な理由

一般就労や、支援事業所で働いて収入を得ている方のなかには、家計管理がうまくいかない方も少なくありません。
・働いて得たお金をあっという間に使い、数日間はまともに食事をしない
・クレジットカードの仕組みや、リボ払いのことがよくわからないまま利用し、生活に行き詰ってしまう
・仮想通貨やFXにはまってしまう
・宗教に多額のお金を使ってしまう
・騙されてしまう

などなど、様々な話を耳にします。
ですから、社会に出る前に金銭管理力を育てていくことが、教育現場でも、家庭でも大切であることをお伝えしました。

金融教育のつまづきと対処法

特別支援学級や家庭等で、金融教育に取り組むところも少なくありません。

ところが、「どうしてもお金を払うことができない」、「金種が理解できない」、「おつりが理解できない」などのつまづきが出てくるものです。

その理由と、理解できるための方法をお伝えしました。

また、継続して金融教育を行っている先があります。

千歳市立北栄小学校特別支援学級と、札幌市にある、就労支援・放課後等ディサービス「ジュンハート」様での取り組みもお伝えしました。

特に、講座での失敗例とその後の工夫点については、反響がありました。

使用した教材・ツールを紹介

支援を要する子供達や若者向け講座では、体験が重要です。

しかし、体験ができないこともあります。

例えば、トラブルも多いクレジットカードを理解するために、「カードを作ってみよう!」というわけにはいかないですよね。

ですから、中学・高校時代は美術2の成績だった、不器用な私が工作したクレジットカードや端末もどきを使って、カードの仕組みをお伝えすることもあります。そんな工作物も持参しました。

支援者に大変好評な、「やりくりさんだん」というカードゲームもご紹介いたしました。

また、金融教育に役立つ無料アプリの実演もいたしました。支部長や受講者の数名に、アプリ体験をしていただきました。

これまでとは異なる研修会となったのではないかと思っております。

新潟支部【総評】

新潟支部ホームページ開催報告内で、【総評】が掲載されていました。

金融教育はかなり難しいのではないかと考えていたが、『何が問題で、何をするのか』のポイントを伝え、事例をいくつも上げて解りやすかった。
又、話し方や、言葉の使い方なども含め、実際の現場で苦労した事や、考えた事なども惜しむこと無く話していました。

ホームページ内では、もっと詳細にご紹介いただいております。ありがとうございました。

なお、今回の研修会には、わざわざ、群馬や神奈川等からお越しいただいたFPも結構いらっしゃいました。ありがたいことです。

また、研修会の前日は、副支部長と夕飯をともにし、新潟名物の「栃尾の油揚げ」や「へぎそば」を堪能。翌日は、私を推してくださった幹事さんと日本酒を楽しみました。

お世話になりました。

金融教育講師としてお伺いしております

これまで知的障がい支援者や、FP向けの研修を何度か行いました。

2時間や90分の研修が多かったものの、今回は3時間!

その分、参加者に教材を見ていただいたり、コミュニケーションをとったりと、ゆったりと楽しく進めることができました。

お時間はお任せしていますし、内容も相談しながら決めることもできます。

ご関心のある方は、お気軽に『お問合せフォーム』からお問合せくださいね。

 

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